退職代行を使った後どうなる?退職後の手続きを時系列で整理
退職代行を使うと、「辞める」という意思表示や会社とのやり取りをサービスが代わりに行ってくれる。ただし、退職後に必要な手続きは自分でやる必要がある。何を・いつ・どの順番でやればいいかを整理する。
手順①:退職代行が連絡する日(当日)
退職代行に申し込むと、業者が会社に「本日付で退職します」と連絡する。この時点で自分が会社と直接やり取りする必要はなく、貸与物の返却方法や書類の送付先などをサービス経由で伝えてもらう。
当日やること:
- サービスに私物の引き取りや鍵・PC等の返却方法を伝える
- 健康保険証を手元に準備しておく(返却前にコピーを取ると手続きがしやすい)
手順②:退職翌日〜14日以内(健康保険・年金の切替)
退職翌日から健康保険の加入資格が失われるため、速やかに切替が必要だ。なお、退職に際して退職届・退職願の書き方を事前に把握しておくとスムーズだ。
健康保険の選択肢
- 国民健康保険:居住地の市区町村役場で手続き
- 任意継続(前の会社の保険を最長2年継続):退職後20日以内に申請
どちらが安いかは前職の給与・居住地によって異なる。市区町村の窓口や保険組合に確認するとよい。
年金の切替 会社員(厚生年金)から国民年金第1号に切替が必要。市区町村役場で手続きする。失業期間中は「失業特例免除」の申請もできる。
手順③:離職票が届いてから(失業給付の手続き)
退職後、会社が離職票を発行してからハローワークで失業給付(雇用保険)の申請ができる。
離職票の到着目安:退職後2〜4週間程度(会社の処理速度による)。
給付を受けるために必要なもの
- 離職票(1・2の両方)
- 雇用保険被保険者証(在職中に会社が保管している場合は返却してもらう)
- 写真、本人確認書類、印鑑、通帳
自己都合退職の場合、給付開始まで2〜3ヶ月の給付制限期間があることが多い(勤務状況によって異なる)。有給を使い切ってから辞めたい場合は退職代行で有給は消化できる?残った有給の扱いと交渉の可否も参照してほしい。
手順④:書類・私物の受け取り確認
退職後に会社から郵送されるもの:
- 離職票(退職後2〜4週間)
- 源泉徴収票(年末まで、または転職先から請求があれば早めに)
- 年金手帳(会社が預かっていた場合)
- 健康保険資格喪失証明書(任意継続や国保の手続きに使う)
各書類がいつ届くか・届かない場合の対処法は退職代行のあと、離職票や必要書類はいつ届く?にまとめている。
届かない書類があった場合は、退職代行サービスを通じて確認依頼できるかを業者に問い合わせるとよい。
退職代行を使っても使わなくても、退職後の手続きの内容はほぼ変わらない。順番さえ把握しておけば、一つずつ対処できる範囲のことばかりだ。
よくある質問
退職代行を使った後、会社から連絡はくる?
退職代行サービスを通じて退職の意思を伝えた後は、原則として本人への直接連絡を止めるよう業者から会社に伝えます。ただし、私物の返却や書類のやり取りなど一部の連絡が来る場合があります。対応が難しい場合はサービスに相談しましょう。
離職票はいつ届く?
会社が退職処理を完了してからハローワークへ届け出るまでの期間によって異なります。目安は退職後2〜4週間程度ですが、会社の対応状況によって前後します。届かない場合はサービスを通じて確認するか、直接会社に問い合わせることができます。
退職代行を使ったことは転職先にバレる?
退職代行を使ったこと自体は、次の職場には通常伝わりません。ただし、退職理由を聞かれた際の答え方は自分で準備する必要があります。「一身上の都合」で問題ない場合がほとんどです。