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退職代行で失業保険(雇用保険)は受け取れる?基本の手続きと注意点

退職代行で失業保険(雇用保険)は受け取れる?基本の手続きと注意点

退職代行を使う前後に「失業保険がもらえなくなるのでは?」と心配になる方は少なくありません。この記事では、退職後の生活に直結するこの疑問に、よくある質問形式で順番に答えていきます。

Q. 退職代行を使っても、失業保険はもらえる?

受け取れます。

失業給付(雇用保険の基本手当)の受給資格は、「どうやって辞めたか」ではなく、次のような条件によって決まります。

  • 雇用保険に加入していた(原則として週20時間以上・31日以上継続見込みの雇用)
  • 離職前2年間に被保険者期間が12か月以上ある(自己都合退職の場合)
  • ハローワークに登録し、積極的に仕事を探している

退職代行を使ったかどうかは、このいずれの条件にも影響しません。退職代行は「退職の連絡を本人の代わりに行うサービス」であり、雇用保険の受給制度とは切り離して考えられます。

「退職代行を使うと会社ともめる=保険がもらえない」という思い込みがありますが、法的にはそのようなことはありません。

退職後の手続きについて相談するイメージ

Q. 「自己都合退職」になるとどう変わる?

退職代行を使って自分から辞めた場合は、基本的に**「自己都合退職」**として扱われます。

自己都合退職と会社都合退職では、給付のタイミングに違いがあります。

退職の理由区分待機期間給付制限受給開始の目安
自己都合退職7日間最大2か月申込みから約2〜3か月後
会社都合退職(解雇など)7日間なし申込みから約3週間後

自己都合退職の場合は、待機期間7日に加え**給付制限(最大2か月)**がつきます。これは給付そのものがなくなる訳ではなく、受給開始が後ろに延びる仕組みです。

ハラスメントや劣悪な労働環境が原因で辞めた場合、「特定理由離職者」と認定されれば給付制限がつかない可能性があります。思い当たる事情がある場合は、ハローワークの窓口で直接相談できます。

Q. 退職後、どんな手続きをすればいい?

ハローワークへの手続きの流れをシンプルにまとめます。

① 離職票を受け取る

退職後に会社から「離職票-1」「離職票-2」の2種類が郵送されます。会社は雇用保険法に基づき交付する義務があるため、退職代行経由でも届きます(通常は退職後2週間前後が目安)。届く住所が自宅であることを事前に確認しておきましょう。引っ越し予定がある場合は、早めに郵便の転送手続きをしてください。

② 必要書類を揃える

ハローワークで申請する際に一般的に必要なものは以下のとおりです(最寄りのハローワークで事前に確認してください)。

  • 離職票(1・2)
  • 雇用保険被保険者証
  • 本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証など)
  • 証明写真(2枚程度が多い)
  • 銀行口座の通帳またはキャッシュカード(振込先確認用)

③ ハローワークで求職申込みと受給資格の決定を行う

住所を管轄するハローワークの窓口で「求職申込み」をし、離職票を提出して「受給資格の決定」を受けます。この際、担当者が離職理由や状況を確認します。

④ 待機・給付制限期間を経て、認定日ごとに申告する

受給資格決定後は、7日間の待機期間(自己都合退職の場合はさらに給付制限最大2か月)が終わると、認定日ごとに求職活動の報告を行い、給付金が振り込まれます。認定日は2〜4週間ごとが一般的です。

退職関連の書類手続きイメージ

Q. 失業給付の金額・期間の目安は?

金額の目安:離職前6か月間の賃金をもとに計算した「賃金日額」の約50〜80%が「基本手当日額」となります。年齢や賃金水準によって計算式が異なります。

給付日数の目安:雇用保険の加入期間・年齢・退職理由などによって異なりますが、自己都合退職かつ加入1〜5年未満の場合、一般的に90日が目安とされています(出典:厚生労働省「雇用保険制度の概要」)。

実際の金額・日数は個人ごとに計算が異なります。ハローワークの窓口で個別に確認してください。数値は目安であり、制度の詳細は厚生労働省やハローワークの公式情報を参照してください。

Q. 離職票が退職代行後もちゃんと届く?

届きます。

会社は法令上の義務として離職票を交付しなければなりません。退職代行を利用した場合でも、在籍中の住所や指示した送付先に郵送されます。

万が一、退職後2〜3週間経っても届かない場合は、ハローワークに相談すると会社への確認・督促を行ってもらえることがあります。自分で会社に連絡しにくい場合でも、ハローワークが間に入る形で対応できるケースがあるため、一人で抱え込まないことが大切です。

Q. アルバイトや副業をすると給付が減る?

受給中に収入があった場合は、認定日に正直に申告する必要があります。収入の額によっては給付額が調整・停止されることがありますが、申告せずに働くことは不正受給とみなされ、給付の返還・追徴・受給停止の対象になることがあります。「少額だから大丈夫だろう」という判断は避けてください。

Q. アルバイト・パートで辞めた場合も対象になる?

雇用保険は、正社員だけでなく一定の条件を満たすアルバイト・パート・派遣社員なども加入対象です。基本的な加入要件は「週20時間以上かつ31日以上の雇用見込み」です。加入していたかどうかは、給与明細の控除欄(雇用保険料)や雇用保険被保険者証で確認できます。

加入していなかった場合(会社が手続きをしていなかった場合など)は、ハローワークに相談することで遡って対処できるケースもあります。まず確認してみることをおすすめします。

まとめ

  • 退職代行を使っても、雇用保険の受給資格には影響しない
  • 基本的に「自己都合退職」となり、給付制限期間(最大2か月)がつくが、もらえなくなる訳ではない
  • 離職票を受け取ったら、早めにハローワークで手続きを
  • ハラスメント等が退職理由なら「特定理由離職者」に当たる可能性があり、窓口で相談できる

退職後の手続きは複数の窓口が絡むため、不安な点はハローワークに直接確認するのが確実です。退職代行を使った後にやること・手続きの流れもあわせて確認しておくと安心です。


退職代行の比較・選び方を確認したい方はこちらも参考にどうぞ。

👉 退職代行 比較・選び方はこちら

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よくある質問

退職代行を使うと失業保険がもらえなくなる?

そんなことはありません。失業給付の受給資格は「辞め方」ではなく、雇用保険の加入期間や離職理由で決まります。退職代行を使っても受給資格には影響しません。

自己都合退職だと給付が遅くなる?

自己都合退職の場合、7日間の待機期間に加え最大2か月の給付制限が設けられます。もらえなくなるのではなく、受給開始が数か月後ろ倒しになります。

離職票は退職代行後も届く?

会社は雇用保険法に基づき離職票を交付する義務があります。退職代行経由でも届きます。2週間以上経っても届かない場合はハローワークに相談できます。