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退職代行を使ったあとの源泉徴収票・確定申告|受け取り方と年末調整

退職代行を使ったあとの源泉徴収票・確定申告|受け取り方と年末調整

退職代行を使って会社を辞めたあと、「源泉徴収票はいつ届くの?」「確定申告は自分でやるの?」と疑問に思う方は少なくありません。結論として、退職代行を利用したかどうかで、源泉徴収票の交付や税金の手続きが変わることはありません。

ただし、年内に転職したかどうかで、その後の手続きが「転職先の年末調整で完結する」か「自分で確定申告する」かに分かれます。この記事では、源泉徴収票の受け取り方と、それぞれのケースでやるべきことを整理します。

源泉徴収票とは何か

源泉徴収票は、その年の1月から退職日までに支払われた給与の額と、天引きされた所得税額が記載された書類です。年末調整や確定申告で「1年間の所得税を正しく精算する」ために使います。

会社は退職者に対して、源泉徴収票を交付する義務があります。退職後1か月以内に交付することが所得税法上の原則とされていますが、実務上は年末近くにまとめて発行する会社もあり、必ずしもこの期限どおりに届くとは限らないのが実情です。転職先から早めの提出を求められている場合は、前職に発行を急いでもらえるか相談してみるとよいでしょう。

退職代行を利用した場合でも、源泉徴収票の発行元は前職の会社であることに変わりはありません。退職代行が源泉徴収票を発行することはなく、あくまで会社から本人(自宅住所)に郵送されます。

源泉徴収票が届かないときの対処法

なかなか届かない場合は、以下の順番で対応するのが一般的な流れです。

  1. 到着目安を確認する:退職後1か月〜年末ごろまでは、会社の事務処理スピードによって幅があります。まずは目安の期間内かどうかを確認しましょう
  2. 前職に発行を依頼する:電話やメールで「源泉徴収票を発行していただけますか」と穏やかに確認するだけで解決するケースがほとんどです
  3. 退職代行のアフターフォローを利用する:サービスによっては、退職後の書類催促に対応している場合があります。契約時のフォロー範囲を確認しておくと安心です
  4. 税務署に相談する:それでも交付されない場合は、「給与所得の源泉徴収票不交付の届出書」を所轄の税務署に提出する方法があります。この届出書を提出すると、税務署から会社に対して交付を促す指導が行われる場合があるとされています

税務署への届出は、あくまで前職への直接依頼で解決しなかった場合の最終手段です。まずは前職への確認から始めるのが現実的な進め方です。手続きの詳細や必要書類は、所轄の税務署に事前に確認することをおすすめします。

年内に転職したか・していないかで手続きが分かれる

源泉徴収票を受け取ったあとの流れは、退職した年の12月31日時点で転職しているかどうかによって大きく分かれます。

ケース必要な手続きポイント
年内に転職し、転職先で年末調整を受ける前職の源泉徴収票を転職先に提出転職先が前職分と合算して年末調整を行うため、自分で確定申告する必要は原則ない
年内に転職しなかった(退職後、年末まで無職・フリーランス等)自分で確定申告年末調整を受けられないため、翌年2月中旬〜3月中旬の確定申告期間に申告する
年内に転職したが、転職先に源泉徴収票を提出し忘れた自分で確定申告年末調整に間に合わなかった場合は、確定申告で精算する必要がある

年内に転職した場合

転職先の年末調整の際に、前職の源泉徴収票の提出を求められます。前職分と転職先分の給与を合算して年末調整が行われるため、通常はこれで所得税の精算が完了し、自分で確定申告をする必要はありません。転職先の総務・人事から提出時期の案内があるので、それに従って提出しましょう。

年内に転職しなかった場合

退職後、年末まで働いていない、またはフリーランス・個人事業主として活動している場合は、年末調整を受ける会社がないため、自分で確定申告を行う必要があります。会社に在籍していた期間に天引きされていた所得税は、実際の年間所得に対して多めに徴収されているケースが多く、確定申告をすることで還付を受けられる場合もあるとされています。

確定申告のおおまかな流れ(チェックリスト)

自分で確定申告をする場合の大まかな流れです。詳細な要件や控除の可否は、個人の状況によって異なるため、最終的には税務署または税理士に確認してください。

  • □ 源泉徴収票を手元に用意する
  • □ 確定申告期間(原則、翌年2月16日〜3月15日ごろ)を確認する
  • □ 国税庁の確定申告書等作成コーナー、またはe-Taxで申告書を作成する
  • □ 医療費控除・社会保険料控除など、該当する控除があれば併せて申告する
  • □ 還付がある場合は、指定した口座に振り込まれるまでの期間も確認しておく

確定申告の期間や必要書類は年度によって変更される場合があります。申告前に国税庁のサイトや税務署で最新情報を確認することをおすすめします。

まとめ

退職代行を使った場合でも、源泉徴収票の交付や年末調整・確定申告の仕組み自体が変わることはありません。源泉徴収票は退職後1か月以内の交付が原則とされていますが、実務上のばらつきもあるため、届かない場合は前職への確認、それでも解決しなければ税務署への相談という順番で対処するのが一般的です。

年内に転職したかどうかで、年末調整で完結するか、自分で確定申告が必要になるかが分かれます。自分がどちらに当てはまるかを早めに把握しておくと、確定申告の時期になって慌てずに済みます。


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よくある質問

Q. 源泉徴収票はいつ届きますか? 退職後1か月以内に交付することが所得税法上の原則とされています。実務上は年末近くに送付する会社もあり、必要な時期がある場合は前職に早めの発行を依頼できます。

Q. 源泉徴収票が届かないときはどうすればいいですか? まず前職に発行を依頼し、それでも届かない場合は「給与所得の源泉徴収票不交付の届出書」を税務署に提出する方法があります。手続きの詳細は税務署に確認するのが確実です。

Q. 年内に転職しなかった場合、確定申告は自分でする必要がありますか? 年末調整を受けられないため、原則として自分で確定申告を行う必要があります。源泉徴収された税金の過不足を精算するために申告が必要になるケースが一般的です。

よくある質問

源泉徴収票はいつ届きますか?

退職後1か月以内に交付することが所得税法上の原則とされています。実務上は年末近くに送付する会社もあり、必要な時期がある場合は前職に早めの発行を依頼できます。

源泉徴収票が届かないときはどうすればいいですか?

まず前職に発行を依頼し、それでも届かない場合は「給与所得の源泉徴収票不交付の届出書」を税務署に提出する方法があります。手続きの詳細は税務署に確認するのが確実です。

年内に転職しなかった場合、確定申告は自分でする必要がありますか?

年末調整を受けられないため、原則として自分で確定申告を行う必要があります。源泉徴収された税金の過不足を精算するために申告が必要になるケースが一般的です。